葛飾北斎の代表作「富嶽三十六景」をはじめ、「忠臣蔵」「東海道五十三次」といったシリーズものから、役者絵、妖怪絵のほか、西洋の技術である銅版画に感銘を受けたことにより生まれた洋風画、貴重な肉筆画などの作品を通して、北斎芸術の全貌を紹介いたします。
また、北斎に影響を受けた弟子たちの作品はもちろん、なぜ北斎が海外で高く評価されたのかを、様々な角度から検証するために、海外、特にヨーロッパで北斎が知られるきっかけになった『北斎漫画』、北斎の影響を強く受けたと云われるフランス人画家アンリ・リヴィエールの「エッフェル塔三十六景」を展示し、北斎の人気の秘密に迫ります。