壊れかけのロボットとの出会いが、止まっていた男の人生をふたたび動かし始める――。
2015年に、イギリスの作家デボラ・インストールによって生まれた小説「ロボット・イン・ザ・ガーデン」は、世界各国で多くのファンに愛されています。
日本でも小学館文庫により出版され人気を博し、2022年には「TANG タング」のタイトルで映画化されることも決まっています。
そんな物語を、劇団四季がオリジナルミュージカルとして舞台化。
各界で活躍する一流クリエイターと四季クリエイターがタッグを組み、2020年10月に開幕した本作は、その初演が雑誌「ミュージカル」の「2020年ミュージカル・ベストテン」で作品部門第1位に選出されました。
心に傷を抱えた男と壊れかけのロボットによる、トラブルだらけの旅。
イギリスを飛び出し、アメリカ、日本……やがてふたりは心を通わせていく……。
大切なものに気づき、成長していく物語を、オリジナルの楽曲と華やかな演出で彩ります。
劇団四季オリジナル作品の伝統を継ぐミュージカル『ロボット・イン・ザ・ガーデン』。
さあ、あなたもロボットと、心温まる旅にでかけてみませんか?
【STORY】
アンドロイドが人間に代わって家事や仕事を行う、今からそう遠くない未来。
イギリスの田舎町に住むベンは両親を事故で失って以来、無気力な日々を過ごしていた。
妻・エイミーとの夫婦仲もうまくいかない。
そんなある日、庭に壊れかけのロボットが現れる。
「きみの名前は?」「…タング」
ロボットに不思議な魅力を感じ、ベンはあれこれと世話を焼く。
そんなベンに愛想を尽かし、ついに家を出て行くエイミー。
ショックを受けるベンだが、タングを修理するため旅に出ることを決意する。
アメリカ、そして日本へ。やがて、ある事実が明らかになる……。
撮影:阿部章仁
撮影:阿部章仁
撮影:阿部章仁