渡辺貞夫 Sadao Watanabe (as)
1933年宇都宮生まれ。高校卒業後に上京、秋吉敏子のコージー・カルテットをはじめ数々のバンドに参加。バークリー音楽大学への留学等を経て、日本を代表するトップミュージシャンとして、ジャズの枠に留まらない独自のスタイルで世界を舞台に活躍。2005年“愛知万博”では世界中から集まった子供達400人と、国境や文化を越えた歌とリズムの共演という長年の夢を実現させ、それらの活動は海外へ広がる。近年は国立音楽大学の招聘教授として次世代の育成にも力を注いでいる。2016年4月、オバマ前米大統領夫妻がホストとなり、ホワイトハウスで開催された「International Jazz Day 2016」に日本を代表して参加。12月、盟友デイヴ・グルーシン(p)を迎え、渡辺貞夫オーケストラ と共に1980年の“渡辺貞夫リサイタル・アット・武道館”を国内5都市で再現し、そのライヴ盤『Encore!』を今年5月に発表。またNY録音の最新アルバム『Re-Bop』、バッハのスペシャリストとして名高い小林道夫氏(cemb, pf)と2000年に共演したサントリーホールでのライヴ盤『Sadao Plays Bach』は10月25日に発売される。国内のみならず、海外に於いても精力的に演奏活動を行う生涯現役プレイヤーのその姿は、世界中の老若男女に勇気と感動を与えている。
サイラス・チェスナット Cyrus Chestnut (p)
1963年メリーランド州生まれ。教会のオルガン奏者の父親の影響でゴスペルなど教会音楽に親しむ。7歳から地元のバプティスト教会でピアノを弾き、9歳でクラッシック音楽を学ぶ。バークリー音楽大学では作曲・編曲を学び、ユービー・ブレイク・フェローシップ、オスカー・ピーターソン、クインシー・ジョーンズの両スカラシップを獲得。卒業後はテレンス・ブランチャード、ドナルド・ハリソン、ウィントン・マルサリス、ベティ・カーターらと共演してプロとして活動を始める。渡辺貞夫とはアルバム『リメンブランス』(1999)のレコーディングで共演。
クリストファー・トーマス Christopher Thomas (b)
1970年ミズーリ州生まれ。セントルイス・シンフォニーのベース奏者ヘンリー・ロウを師と仰ぎベースを始める。その後リチャード・デイヴィス、エリス・マルサリスの指導を受けながら、18歳でプロとして活動を始める。ブライアン・ブレイド率いる”ザ・フェローシップ・バンド”のメンバーとして、又ベティ・カーター、サイラス・チェスナット、ニコラス・ペイトン、テレンス・ブランチャード、ジョシア・レッドマン、ノラ・ジョーンズらと共演するなど多様なフィールドで活躍するベーシスト。
ブライアン・ブレイド Brian Blade (ds)
1970年ルイジアナ州生まれ。9歳からオーケストラでヴァイオリンを演奏し、13歳の頃兄の影響でドラムを始める。ニューオーリンズのロヨラ大学在学中、エリス・マルサリスら地元の有名ミュージシャン達とのセッションを重ね、その後ケニーギャレット、ジョシュア・レッドマンらとの共演でプロ活動をスタート。チック・コリア、デヴィッド・サンボーンらとジャズ・シーンでの活動のほか、ボブ・ディラン、ジョニ・ミッチェル、ノラ・ジョーンズらとも共演。ジョニ・ミッチェルのレコーディングが縁でウェイン・ショーターのカルテットに参加。ジャズをベースに、ポップス〜ロックまで幅広い音楽性に対応できる現代最高峰のドラマー。
