「だまし絵」に代表されるような、見る者の目を惑わす作品は、古今東西で制作され、多くの人々に親しまれてきました。視覚をあざむくトリックや、現実にはありえないイリュージョンの世界には、鑑賞者を「!」とさせる驚きや面白さがあり、私たちの心をとらえてやみません。
美術家たちは、人間の視覚の不確かさや、無意識のうちに抱く先入観と固定観念を逆手に取ることにより、こうした表現を生み出しました。時にユーモラスに、また時に「見るということは何か」を問いながら、多彩なしかけを作品に込めてきたのです。
本展では、様々な手法によって作られた錯覚や幻想的イメージに着目し、国内外の作家による絵画や彫刻、映像、メディア・アートなど約70点をご紹介します。不思議で楽しい作品の数々をご覧ください。
《図録付き特別前売り券》
一般前売り券と図録(1冊2,200円)、展覧会グッズ(レンチキュラーポストカード1枚)がセットになった
限定チケット。
※図録とグッズは展覧会会期中に北海道立近代美術館内特設ショップでお引き換えください。
◆ワークショップ◆(事前申込制)
手作りスリットアニメーション
自由に切った形が動き出す⁉ トリック工作に挑戦しよう。
講師=フジ森(アートユニット、本展出品作家)
日時=5月20日(土)、28日(日)
10:30~(約60分、開場10:00)
会場=当館2F映像室
対象=小学生以上(中学生以上は要観覧券。小学生は要保護者同伴、参加者1人につき同伴2人まで)
定員=各回10名
参加チケット=1,000円(税込み)※同伴者は不要
※参加には「参加チケット」と「観覧券」が必要です(小学生と同伴者は観覧券不要)。