「自然は不思議で満ちている。時々、動物の姿に自分を重ね合わせることがある。だからこそ、彼らは面白いのだ。」(ウォルト・ディズニー)
ディズニーの作品の重要なテーマのひとつが「動物」です。なかでも人間の日常において最も身近な存在として、ディズニー作品の中で活躍するのが、”犬”と”猫”です。
“犬”は、初期短編から活躍するミッキーの相棒プルートをはじめ、『わんわん物語』(1955年)、『101匹わんちゃん』(1961年)など、ディズニーの代表作を語るうえで欠かすことのできない重要なキャラクターとなっています。”猫”は、『おしゃれキャット』(1970年)のマリーをはじめ、『オリバー~ニューヨーク子猫ものがたり~』(1988年)、『ベイマックス』(2014年)のモチなど、ある時は主人公として、またある時はわき役として、物語の世界をしっかり支える役割を担っています。
本展は、”犬”と”猫”に焦点を当ててディズニーの作品世界を振り返り、生きとし生けるものへの愛という、ディズニー作品の普遍的テーマをご覧いただこうとするものです。
初期作品から、ウォルト亡き後もその精神を受け継ぐ近年の作品まで、ディズニー作品の世界で縦横無尽に活躍する”犬”と”猫”のキャラクターを、芸術の秋のひととき、ぜひファミリーでお楽しみください。