アルゼンチン演奏家協会などから表彰されるなど、タンゴというジャンル自体を体現する世界的バンドネオン奏者であり、鬼気迫るエネルギッシュな演奏から目が離せない小松亮太が、日本アルゼンチン国交樹立120周年となる2018年7月1日でデビュー20周年を迎える。これを記念してオリジナル・ニュー・アルバムとベスト盤、さらに初期11アイテムのアルバムを廉価リイシューすることになった。
ニューアルバム「ピアソラ:ブエノスアイレスの四季 with イ・ムジチ合奏団」は、世界的に有名なクラシックの弦楽合奏団 イ・ムジチ合奏団と2017年7月に行ったコンサートのライブ盤で、タンゴの巨匠にして最大のアイコン アストル・ピアソラの代表作「ブエノスアイレスの四季」他有名曲を収録。デビュー盤でも「ブエノスアイレスの四季」を取り上げた小松亮太が20年の歳月を経て、再びピアソラの4連峰に挑む。ヴィヴァルディの「四季」で名高いイ・ムジチ合奏団が織りなすピアソラの「四季」にも注目が集まる。
ベスト盤「小松ジャパン~The Greatest Hits of Ryota Komatsu」は、20年の軌跡を振り返る傑作トラックを収録したベスト盤。これまでタンゴ楽曲のベストや、ポピュラー曲のベストなど数種のベスト盤がある小松亮太だが、今回はオーセンティックなタンゴ曲とポピュラー系トラックを収録した、オールタイムベスト的な初のアイテムとなっている。
初期11タイトル廉価リイシューは、1998年のデビュー・アルバム「ブエノスアイレスの夏」から2008年の「Collaborations!」までを発売。小松亮太がタンゴの新星から第一人者として確立するまでの軌跡を振り返れる充実のラインナップになっている。
デビュー20周年を控え小松亮太は「1950年代のブームが去って以降、タンゴは長いブランク期を経てから90年代に復活しました。その再興に全身全霊で取り組み、ポップス、クラシック、テレビや映画音楽の世界にバンドネオンひとつで斬り込んできた僕の20年の軌跡を凝縮したアルバムです。他の音楽ジャンルを深く聴き込んでいる人にこそタンゴの価値を感じてほしいと願っています。」と思いを述べている。
アルバムリリース後の10月からはデビュー20周年記念ツアー「小松亮太 デビュー20周年記念コンサート ~The Greatest Hits of Ryota Komatsu~」が行われることになっており、アルバムにコンサートにと、小松亮太から目が離せない。