1990年生まれ、ピアニストの両親とともに幼少時代をイタリアのフィレンツェで暮らした三浦一馬は、帰国後、10歳よりバンドネオンを始め、小松亮太に師事しました。
2006年に別府アルゲリッチ音楽祭にてバンドネオン界の最高峰と言われるネストル・マルコーニと出会い、自作CDの売上で渡航費を捻出してアルゼンチンに渡ります。その後現在に至るまでマルコーニ氏に師事、バンドネオンのあらたな可能性を追求してきました。
2011年のアルゲリッチ音楽祭では、マルタ・アルゲリッチやユーリー・バシュメットら世界的名手と共演して話題となり、その後もバッハからガーシュインまで編曲・演奏する等、既成の概念にとらわれない意欲的な取り組みに期待が寄せられております。
2018年10月には、オール・ピアソラ作品によるニューアルバム「Libertango」をリリース、同年12月公開の映画「ピアソラ 永遠のリベルタンゴ」の広報大使も務めます。今回の札幌公演では、若き俊英ピアニスト山中惇史とのデュオでタンゴの巨匠ピアソラの世界に迫ります。
≪曲目≫
●リベルタンゴ(ピアソラ)
●アディオス・ノニーノ(ピアソラ)
●オプリヴィオン(ピアソラ)
●天使のミロンガ(ピアソラ) 他